駐在員の妻としての海外赴任は、新しい国や文化での生活を楽しむ一方で、様々な挑戦に直面することがあります。この記事では、駐在員の妻として海外で生活する際によくある10の悩みに焦点を当て、それぞれの悩みのあるあるを一つづ見ていきましょう。同じような悩みを抱えている人は、貴方だけではありません。みんな乗り越えてきたよくある悩みだということがわかっていただけたらいいなと思います。
1. 言葉の壁
新しい国での言語の壁は、最初は厳しいものかもしれません。しかし、焦らずに取り組みましょう。言葉の壁が正直、一番のストレスかなと思います。ご主人は、仕事で来ているからある程度、現地の言葉がわかっている状態での赴任の場合が多かったり、意外と、夫は日本語化環境で、妻の方が現地に投げ出されているパターンの方が多いです。現地の言語を学ぶことは、文化を理解し、コミュニケーションを強化する第一歩です。現地の言語クラスやオンラインリソースを活用し、地元の人々と積極的にコミュニケーションをとることで、言葉の壁を乗り越えなくてはいけないのがお悩みNo.1です。
2. 文化の違い
異なる文化や習慣に適応するのは難しいことかもしれませんが、理解と尊重が鍵です。「郷に入っては、郷に従え」これ鉄則です。自分では、不条理だと思うことでもそれに逆らって我を通しても、最初は何もいいことありません。地元の人々との交流を通じて異文化の魅力を発見しましょう。新たな視点を受け入れることで、文化の違いを活かす方法を見つけることと逆に現地で日本の文化を紹介してしまいましょう。
3. 社会的孤立感
新しい環境で現地の友達を作るのは、ハードルが高いかもしれませんが、コミュニティを見つける方法はあります。現地のイベントやクラブに参加し、共通の趣味や関心事を持つ人々と出会う努力をするか、最初は、日本語が通じる日本人のママ友を増やして現地の情報を得るというのが手っ取り早いです。また、オンラインフォーラムやソーシャルメディアを活用して、同じ立場の人々とつながることもできます。現地で対面で繋がらなくても、オンラインで繋がるだけでも精神的に楽なったりするかと思います。思っている事は、貯めないで旦那様に全て話して、吐き出してしまうのも手です。社会的孤立というより、孤独を感じないようにした方が良いと思います。
4. 職業的な機会の制約
海外赴任中に職業的な機会や資格に制約を感じることがあるかもしれません。しかし、この期間をスキルの向上や新しい経験を積むチャンスと捉えましょう。ボランティア活動やオンライン学習を通じて、新たなスキルを磨くことができます。ご自身の仕事を辞めて、海外赴任に同行された方は、社会人としてのプライドみたいなものが傷つけられてしまうかもしれません。会社によっては、海外赴任中に妻の就労を認めていない、奨励されていない会社がたくさんあるといいます。この潜伏期間を逆手にとって、お子さんが就学年齢に達しているのであれば、子供達が学校に行っている間に自分を磨きましょう。海外赴任は、永遠に続く訳ではなく、いつか日本に帰るわけです。その時に日本で飛躍できるようにしっかり準備するための期間だと思えば、ポジティブに自分磨きに時間を使えるのではないかなと思います。
5. 健康ケアの問題
海外での医療や健康保険に関する問題は重要ですが、適切な対処法を見つけることができます。現地の健康ケアシステムを理解し、必要な保険に加入しましょう。これは、ご主人とご主人の会社と要相談ですね。日本の健康保険、医療を受けるシステムは、実は世界から見るととても優れていて、割と平等に、安価に、医療を受けやすいシステムが整えられていることに海外に出て気づくと思います。国が変わると保険の制度がまるで違います。お子様がいらっしゃるご家庭は特に、赴任先の国の保険システムは、熟知しておいた方が良いです。
6. 子供の教育
これも頭の痛い問題です。親もわからないのに、子供を現地の学校に入学させなくてはいけないのは、精神的苦痛を伴います。「子供だからすぐに馴染めるだろう」これは、誤った考えであることだけは、言えます。ご自身も考えてみてください。全く言葉の通じない仕事場に突然配属されて、ルーティーンに則って仕事しろと言われても無理な話だと思うのです。
子供たちの学校や教育に関する適切な選択をすることは大切です。現地の学校システムを調査し、ご自身の子供たちの特性に合った選択肢を見つけましょう。語学力の面から一学年落としてもらったり、日本人学校へ入れたり、現地校でもすでに日本人の子供がどのくらいいるのかなども考慮してみてください。現地校の学力レベルや治安の良さを考慮するだけではなく、子供に合うかどうかも考えてあげてください。
7. 生活費の管理
海外での生活費の管理や通貨の変動は挑戦的かもしれません。予算を立て、費用を追跡することで、不安を軽減できます。また、現地の金融機関で口座を開設し、通貨の変動に対処するための方法を学びましょう。今、日本円は非常に弱いです。駐在中と日本に帰る時の生活レベルになるべく差が生じないように、貯金と日本円と現地通過の変動とバランスには、常に注意を傾けた方が良いです。
8. 家庭内の調整
夫の忙しいスケジュールや仕事に合わせて家庭生活を調整するのは課題かもしれません。コミュニケーションを重視し、互いのニーズを理解することが大切です。家族と共に過ごす特別な時間を設け、絆を深めましょう。夫が帰ってこないと、コミュニケーションを撮る時間が不足し、妻が孤立します。ただでさえストレスフルなのに、妻に家庭のことは任せきりになると、精神的に本当に病んでしまいます。溜め込まずに夫をガシッと掴んで、無理にでも気持ちを吐き出すようにしましょう。それができなければ、実家に電話して心配かけちゃうかもしれないけど、話を聞いてもらいましょう。溜め込むのが一番の毒です。
9. 安全とセキュリティ
現地の安全状況や犯罪率に対処する必要がありますが、安全対策をしっかりと取ることで安心感を得ることができます。現地の安全情報を確認し、予防策を実施しましょう。また、緊急時の対処方法を家族と共有することも忘れないでください。日本は、比較的安全な国ですが、私がいるニューヨークは、子どもを家でひとりにしない、子供は、一人で登校しません。日本の感覚で、一人で留守番させていることが現地ママさんにバレてしまうと、ネグレクトと勘違いされてしまうこともあるので気をつけましょう。
10. ホームシック
故郷や家族との距離によるホームシックは誰にでも訪れる感情です。しかし、この感情を受け入れ、積極的に対処しましょう。ビデオ通話や手紙を通じて家族とコミュニケーションをとり、現地で新たな友人を作ることで、ホームシックを和らげることができます。
駐在員の妻としての海外赴任は、確かに挑戦的な瞬間が多いですが、あなただけではありません。同じ立場の人々とコミュニケーションをとり、支え合いましょう。また、これらの悩みは一時的なものであり、新たな経験と成長の機会でもあります。前向きな姿勢で、新しい世界に踏み込んでみましょう！
