Journal PR

教師ってどうあるべき?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

若槻千夏さんの発言を見て思ふ…。

先日、選挙特番のゲストコメンテーターとして出演されていた若槻千夏さんが、持論の教師像を論じて、大炎上してしまいました。

ニュース記事は、こちら。

この発言に対し、子育て世代の親たちから、それから教師、教師の家族から色々なコメントが発せられました。

皆さんは、何を感じましたか?

アメリカで先生をしていると、まず先生方は、出来るだけ定時に帰ろうと心がけます。去年度、私のクラスのLead Teacherは、子供たちが来る時間に出勤してきて、最後の子供が帰ると同時に帰り支度し、週2日は、大学院へ通っていました。

先生たちも人の子ですから、家庭もあります。自分自身の子供が具合が悪くなれば、Sick Dayを使って有給を取ります。お休みもしっかりとります。

お給料も日本の教員職より優遇されています。ただし、学歴は、大学院卒でないと現在の免許更新制度では、5年以上仕事が出来ないことになっています。ですので、教職に就いた後、大学院へ入り、皆勉強しなおします。

教職員としての誇りと向上心を失っていない人が多く、学歴と経験値は、待遇と明確に比例しています。

日本の教員制度や悪しき風習、文化だと、教員になりたいと思う人も少なくなるし、経験のある教員がさらに、知識や学識を深める意欲や時間がないと思います。

それから、「子供が学校から中々帰ってこなかったら?」との物議ですが、

18時までに帰ってこなかったら、間違えなく警察です。というか、18時まで放っておかないでください。下校時刻を過ぎ、校舎から出たら、保護者の責任です。

下校後、まっすぐ帰宅するのか、習い事へ行くのか、友達と遊ぶのか、保護者が把握しておくべきです。

寂しいとか、感情論ではないです。もっと自分の子供を養育するための親力を上げてください。平和ボケしてます。

そもそも教職は、子供たちを時間内お預かりし、教育の場を提供しているだけではなく、カリキュラム作成、授業準備など、勤務時間外労働のオフィスワークがただでさえあることを忘れないでほしいです。とりあえず給料待遇の見直しは、絶対必須だと思っています。

保育、幼稚園教諭も同様です。保育士なんて、お迎えに保護者が来なければ、帰れません。保育士なんだから、幼稚園だから、待っていてくれる!そういう仕事の人たちだと思ってしまっている人多くないですか?

保育士を増やすことを考える事ではなく、保育所を増やすことでもなく、こちらもまず現職の方々の待遇を見直し、離職率を低くすることが急務だと思います。そうでないと、保育の質が低下し、お子様たちを安全に守れなくなってしまいます。そんなことになるのは、本末転倒だとは思いませんか?

若槻千夏さんの発言は、一個人の意見としてとても貴重だと思います。コメンテーターとしては、大変疑問ですし、ご自身の教育論が正論であるかのようにお話されるのは、大変不愉快ですが、皆が教員って?を考えるのによい機会を与えられたのではないかとは思います。