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日本における外国人労働者の子供達

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今日は、日本の入管法改定以降、外国人の労働者が日本国内で増え、海外にルーツを持つ子ども・若者の増加に伴い、義務教育課程中であるにもかかわらず、日本語レベルが伴わない為、学校に通うことが出来ていない子供たちの話をしたいと思います。

日本語も母語も未発達なまま放置され、学力を伸ばせない…という悲しい事態を日本の世論は、どう評価しているか?

ネットニュースなどだと、その下の方にコメントがついていたりします。見ると、本当に心無いコメントが目立ち、心が痛みます。

日本人から見て、外国人の方々は、日本で技術を学んだり、労働して対価を得るためにいらっしゃっています。当然、労働ビザを保持するためには、納税しています。納税者です。

にもかかわらず、外国人労働者の子供を日本語もままならず日本に連れてきて、無償で学校に入れて、日本語を勉強させようなんて、虫が良すぎる、日本人子女の足を引っ張るため、迷惑だ、なぜある程度日本語を学習してから来ないのか?
など、否定的な意見がほとんどです。


今度は、見方を変えます。

私、日本人です。外国人として、アメリカに暮らしています。アメリカで労働者として働き、税金を納めています。子供は、日本語、英語のバイリンギャルです。主人がアメリカ人の為、子供は、英語に苦労したという経験は、日本から来る駐在員家族のようなものは、ありませんでした。

駐在員家族の日本人の子供で、英語が幼稚園で問題なく話せるレベルで日本からくる子になんてあったことがありません。小学生なんて、皆無だと思います。

全く英語、ゼロから全日クラスでも、学校は受け入れます。「子どもだから、すぐに英語が片言はなせるようになった」なんてよく聞くかもしれません。それは、学校に受け入れ態勢が出来ているからです。先生たちも英語が母国語でない子供たちを受け入れるためのトレーニング多少なりともを受けているからです。

大学院では、差別なく子供たちの母語を大切に、コミュニティ、宗教、文化習慣を理解し、リスペクトすることを学びました。まず、教師が偏見を持たずに平等に子供に接する態度が必要だからです。それから、教授法を学びます。

移民の国だからか、他の異文化を受け入れ、共存し、英語圏で子供を育てることを支援します。

何より、子供の家庭でのコミュニケーションを大切にするため、家族の絆の保持の為にも母語教育の継続は、大切なものとされます。

日本もできると思うんです。

なぜ発展途上国から、働きに来る人たちに厳しいのだろう。日本で働いてくれて、お金を得て、その子供たちを向かい入れることになぜ、否定的なのか理解に苦しむし、とても視野の狭い考え方に心が痛みます。

その次の世代の子供たちが、母語と母国、日本語と日本の架け橋になって、将来の働き手となり、納税し、人口の減っている日本の福祉は、潤うのではないでしょうか?

今現在は、NPOでこういった子供たちの支援をしている団体に頼らざるを得ない状態のようです。国で早急に、受け入れ態勢を考えてもらう必要があると考えます。専門的な教師の育成、教育現場での受け入れトレーニング。日本に住んでいる日本人の意識改革など。

こういった取り組みをしているNPO団体を調べて見ました。
グローバルキッズ&ユースマガジン

外国人子供たちの為の勉強会

多摩市国際交流センター

余り数は、出てきませんし、Webサイトがそもそも日本語だったりすると、支援の必要な家族が検索できないですね。うーん、英語やスペイン語、ポルトガル語、中国語とかもあるのかな。また、じっくり探してみます。

日本にいて、異文化コミュニケーションに興味のある方は、こういうところで、日本語ボランティアも良い経験になるのではないか、と思います。