変革を求められる受験システム

最近の受験傾向、動向をみる

日本では、受験シーズンが到来し、普段と違ってホテルで受験したり、

分散型、受験スケジュールが普段と違ったり、

抽選が先に行われたり、

コロナが与える影響は、計り知れないものとなっています。

ココNYCでも例外ではなく、ざっくりな状況としては、

普段ならば終わっているG&T試験が、全くどうなるのか

正式には、発表されていない状態です。

そして、私立の学校は、オンラインでの個別面接や親子面接を実施しています。

ハンターカレッジエレメンタリースクールは、例年通りの一次考査が個別に行われ、二次審査が一体どうなるのかと言ったところです。

SHSATと言うテストは、スペシャライズドハイスクールを目指す子供たちのテストですが、こちらは、現在通っている中学校で受験するという配慮が取られ、先日、テスト自体は、既に終了しております。

Gifted & Talented Test について

G&Tに関しては、正式にアップデートはされてはいなのですが、

4月に実施される予定と報道されています。

もし、ご興味のあるご家庭は、

こちらのDOEのサイトをチェックしておいた方が良いです。

サイトは、こちらになります。

Gifted and Talented (nyc.gov)

そして、こちらのテスト、将来的にはなくなりそうな傾向にあるようです。

賛否両論ありますが、我が家はこの制度によって救われた家族ですので、

この制度の良い点、悪い点、両方理解しているつもりです。

ステレオタイプかもしれませんが、

G&Tシステムで学校を選べた家庭の大多数は、肯定派。

受けなかった、受けたけど選べなかった家庭の多数は、否定派だと思っています。

こちらの深い話は、またの機会にしたいと思います。

コロナをきっかけに変革せざるを得ない制度なのか?

これを機に、受験やめよう!

みんなが公平に学校に通えるように抽選にしようという動きがあります。

どうせ、コロナで子供を集めてテストを受けさせるわけにはいかないんだからと言うのが、建前です。

正直言って、中学校以降は学力、やる気、将来の方向性に基づいて

スペシャルな学校があって、それを目指す子供が受験勉強を頑張って、

試験を受けて選抜されることがあって良いと私は思っています。

全部の公立校で選抜受験テストを実施するのではなくて、

やる気のある子は、そういった学校を受験すればいいし、近所の学校で良いと思う子供は、

近所の学校に通ったらいいと思うのです。

やる気のある子供のやる気の芽を摘んでしまうような政策は、

辞めてほしいと思うんです。

例えば、極端な例ですが、もしラガーディアハイスクール,バレエテック、スペシャルミュージックスクールの芸術分野がオーディションを無くして抽選にします。って言われても、中学まで全く音楽の素養の無い子やダンスをやったことのない子が抽選で当たりました!だって、私アート大好き!って入ってこられても、今まで教えていたカリキュラムに沿った学習ができるかって言ったら、出来ないと思うのです。

実際に起こっている例としては、QueensにThe Baccalaureate School for Global Educationという学校があります。こちらは、公立校ですが国際バカロレア資格(IB)が取れる認定校です。

例年ですと、前年度の州統一テストによる足切り、それから独自テストと面接があります。

ですが、今年は、抽選を行う為現在、願書受付中です。

The Baccalaureate School for Global Education (bsge.org)

何も学校には、提出しません。

ただ中学アプライの為のサイトにログインして、学校を選んで決定ボタン!

それだけで終わりです。

でもそもそもこの学校の勉強量は、並みのNYCキッズでは、やり遂げることは難しいです。国際基準で定められたカリキュラムをこなすことのできる基本的な能力と知識、コツコツと課題をこなすことのできる勉強習慣がすでに身についている子供でなければ、乗り越えられないことが前提のカリキュラムがすでに組まれているわけです。

それを世論に押され、教育委員会の決定には従わなくてはいけない公立校のサガとうか、もう不憫としか言いようがないです。

ただでさえ、NYCの高校卒業率は、あまり高いとは言えないです。

78.8%です。

学校に通って、やる気のある子供達と切磋琢磨して学力を伸ばせる環境を提供することは、あって良いと思います。それを根こそぎ公立校は、平等にとする意味が分かりません。そしたら、より一層、質の高い教育を求めるには、私立校に子供をいかせなければならなくなります。

やり方が違うかなって思います。

今あるものを生かして、下から変える方法ってないだろうか?

G&Tを無くしたいのであれば、NYC中のUPKと公立PKのカリキュラムを統一化する。学校の裁量、集まってくる家族層でカリキュラムを組ませない。下から底上げしないといけないのではないだろうか?

そのカリキュラムは、まず時間通りに学校に毎日通ってくること。学校のカリキュラムに親を巻き込んで、生活習慣から学校に通わせるということは、どういうことなのか親を教育していくこと。親の協力なくしては、幼稚園、小学校生活は成り立たず、学校任せにさせない環境づくりが出来るカリキュラムの統一化。

そうでないと、学校の裁量、先生の力量でカリキュラムの質が決まってしまうからです。アカデミックにする全く必要はなく、学校に通う準備を親子共々きちんと整えて、そこからキンダーに小学校に上げてあげる。

なぜカリキュラムの統一化が良いかと言うと、悲しいかな先生も人の子です。

治安の悪い地域や極端に学力レベルが低い地域では、先生不足も深刻な問題なのです。日本ではないですが、公立校の先生、勤務したい学校選べます。親の意識の低そうな地域にわざわざ飛び込む先生は、あんまりいないです。

私の大学院にもリクルーターの方がいらしていました。お給料が上乗せされたり、学生ローンの補助が出たりする地域があります。でも、先生の卵たちですらいかないです。

橋が若干それましたが、上から改革するんだと、そもそも大学入試制度から改革しないといけなくなる。そうではなくて、今あるものを生かし、本当は、下から改革してほしいものなんですけどね。

Hunter College High School の場合

こちらの学校にもかなり圧力がかかっており、州統一テストによる足切りと独自テスト、エッセイによる選抜テストをやっていたのですが、今年は、通年通りとはいかないようです。

ただ、Hunterは、DOEの管轄ではなくCUNYの管轄ですので、今のところ学校からの見解は、発表されていないです。

そしてキンダー入試の一次テストはすでに終わっています。これは、スタンフォードビネと呼ばれるIQテストを個別に予約して受けに行くので特に三密という問題は、クリアーしていました。その後、どのように子供の行動観察を実施するのか否かは、現在のところ不明です。

そんなところへこんなニュースが飛び込んできました。

NYC elected officials urge CUNY to suspend Hunter College H.S. entrance exam – New York Daily News (nydailynews.com)

30人以上の市議会議員がHunterへ入試制度の見直し、改善要求をしたとあります。

During minute 20, City Council Member Brad Lander said that City Council will withhold tax-payer funds from the Hunter High school to incentivize the administration to eliminate the entrance test. He said there will be a hearing next month and they will “reconsider the budget” allocated towards HCHS.

でもこの内容は、Hunterへ入試制度の改革をしなければ、寄付金受給できないようにするぞ!と脅しのような内容になっています。話し合いになっていません。

そして、この市議会議員さんがまた癖のある方で、実際には、自分の娘さんは、しっかりとブルックリンにあるギフテッドスクールに選抜試験を受け、去年合格。しっかり既にレールに乗っかっています。

教育の自由ってなんだろう。これでは、出る杭が打たれているだけのように私には、感じられてならないんです。

教育改革って、あるものをぶち壊すことなんだろうか?じゃぁ、今までHunterが独自に積み上げてきたもの、スペシャライズドハイスクールが積み上げてきたものは、無駄なもの、邪悪で不平等なもの、排除すべきものなのか?

そんなわけないでしょ。

ここで頑張って、人並み以上に勉強して飛び立っていった子供達がどれだけいると思っているんだ!

平坦な地に均すこと、それが平等なんだろうか?

平等にして、子供の能力、やる気、知識欲が上がるんだろうか?

教育を等しく受ける権利ってどういう意味だろうか?

私には、この改革案をとおして謎がますます深まっています。

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